最先端のシックハウス対策

富山県との共同研究の結果と途中経過の報告です。

富山県と塗料を扱う会社数社と共同で野外曝露評価に基づいた高耐久木製品の開発を

する為に実際の使用環境に近くかつ厳しい野外環境下で各種の材種、塗装製品などを曝露し

て、外装材、木製サッシ・ドア、外構材に適した素地材料、塗料や塗装法の選択や開発支援を

等を行う目的で、富山県が共同研究の管理を一体的に行うという契約内容で行われました。 

小学生が6年間に何度も工事による有害化学物質に曝露されない為にも耐候性の強い塗料

の開発が望まれています、目標は6年間で1回の工事に留める事です。

国内で一番環境負荷値が高い富山(夏冬の温度差が激しく多湿地域である。)や与那国島に

おいて試験片に塗料を塗り水平から90度までいくつかの角度に設定し直射に曝しました。
 
結果、12ヶ月経過の状況では試験した11種類の塗料でAFMセーフコート・エクステリ

アサテン(外装用エナメルつや消し)以外は耐用限界に達した。これ以外では3ヶ月

遅れで試験開始された(9ヶ月経過となる)AFMセーフコート・デッキコート水性無

公害封止型塗料のロハスコートも同様に劣化が少なく生物汚染だけで、割れ、剥離が

曝露期間終了後も確認されなかった。ロハスコートは国内のみで需要の大きい木材保護着色

クリア製品(木目を生かした木材保護塗料)でAFM社に依頼して作った塗料を安全な鉱物性

の顔料で着色して19種類の製品として販売されている製品ですのでAFMの外装用製品が耐

久性に優れている事が確認されました。研究員の方のお話で塗料の価格は製品に使われ

ている樹脂の質と量、使用している溶剤の質でほとんど決まってしまうとの事でした。一年

の契約期間は終了しました(通常1年以内で結果がわかってしまう)が、研究員の方がこれらの

製品(限界に至らなかった内の2製品)が何処までの耐久性があるのかを見極める為に継続し

て曝露試験をすることとなりました。何処まで行けるかが楽しみです、結果が出たら教えて頂け

る事になっていま~す。
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