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奥州市胆沢一小でシックスクール
シックスクール/子どもたちの健康最優先に
学校現場で児童や生徒がシックハウス症候群の症状を訴える「シックスクール症候群」が東北でも顕在化している。
校舎などの工事に伴い発散するホルムアルデヒド、アセトアルデヒドといった揮発性有機化合物(VOC)が原因とされることが多い。学校や行政の対応が不十分で被害を拡大させたケースもある。子どもたちの健康を守ることを第一に考えた対策が求められる。
奥州市胆沢一小では今年2月、当時4年生の女児2人が頭痛などを訴え、うち1人がシックスクール症候群と診断された。
同校は昨年8月から校舎の大規模改修工事中で、使用された接着剤などによるVOCが原因とみられている。学校側は全教室に浄化作用のあるEM菌(有用微生物群)を散布するなどの対応を取ったが、工事は継続された。
その結果、6、7月にも多数の児童が異臭による体調不良を訴え、これまでに最初の女児を含め計19人がシックスクール症候群と診断された。
奥州市教委は新たな被害児童が出たことを受け、工事の一時中断と夏休みの前倒しを決定。さらに、18日に始まる2学期の授業は当面、校舎の使用を見合わせることも決めた。
早い段階で代替教室の確保など抜本的な対策を取っていれば、被害の拡大を防止できた可能性が大きい。
学校や市教委の認識が甘かったと言える。宮城県内でも今春、仙台二華中高(仙台市)と白石高(白石市)の新校舎体育館で、厚生労働省の基準を超えるVOCの一つが検出されていたことが明らかになった。
県教委は換気の徹底などVOCを低減させる措置を講じることで、施設の使用は可能と判断した。ところが、二華中高では6月に入って、高校2年の女子生徒が頭痛や吐き気などを訴えた。
いったんは基準内に収まっていたVOCが再び増加していた。
化学物質の多くは、気温や湿度が上がると発散量が増えるとされる。
対策には、こうした要素も加味することが必要だろう。
胆沢一小で対応が後手に回った背景にも、2月の段階でVOCの測定結果が基準をクリアしていたことがある。「子どもは大人より化学物質の影響を受けやすい」と指摘する専門家もいる。
基準を絶対視せず、発症状況などを見極めた上で柔軟に対応することが不可欠だ。
アレルギーや化学物質過敏症の子どもは増えている。
体質的な個人差もあることから、シックスクール症候群の対策も一様ではないという難しさを抱えているが、保護者が学校の安全性に寄せる信頼感は大きい。子どもたちの健康を阻害するような事態には、最優先で敏感に反応していきたい。
2010年08月16日月曜日河北新報 – Aug 15, 2010
この記事を読んで。
国の基準を守ってもシックハウス、シックスクールが無くならない現実。
13の有害な化学物質の規制では、これからも発生し続けるでしょう。
WHOでは既に56の有害化学物質を規制している。
毎月新しいシックハウス対策が出てl来るが、効果の程は分からない。
発生源をそのままにしておいて、最近流行の吸着、分解では解決にならないのではないか?
日本ではJIS A 1901 2003のシックハウス対策として作られた厳しい試験があるが、誰も受けようとしない!
何の為に作ったJIS規格なんでしょう?
発症してしまった子供達は容易には回復しない。そんな事を繰り返していいのでしょうか?
国が率先して「この試験をクリアした製品しか使わない!」
と言えばメーカーも本気で対応するのにと思うのは私だけでしょうか?
それでこの問題は解決してしまうような気がします。
カリフォルニア州では公的に安全性が証明されている製品で公共の建物を作るシステムが確立されている。
そして、そのシステムが全米に広がっているそうです。
